ご挨拶

 会員の皆様には、ますますご清祥のことと拝察申し上げます。

さて、次年度の第32回日本障害者歯科学会総会および学術大会を名古屋にて開催させていただくことになりました.理事長就任期間に学術大会会長をお受けすることになり、身の引き締まる思いで準備を進めさせて頂く所存であります。

諸先輩方のご功労により障害のある方が歯科治療を受けることができる環境が整いつつあります。また、治療終了後に齲蝕・歯周疾患を再発させないための専門的な口腔ケアや疾患のない早い時期からの歯科医療との関わりの重要性についても、社会的な理解が徐々に深まってまいりました。さらに近年、他職種との連携において歯科医療がスペシャルニーズのある人とそのご家族のQOL向上に果たすべき役割とその期待が大きいことも分かってきました。

そこで、次のステップとして障害者歯科医療に必要なことは何かを考えていくきっかけになればと思い、大会テーマを「治療から予防へ そして支える歯科医療へ」とさせて頂きました。  多数の皆様にご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。

大会長 福田 理 日本障害者歯科学会第32回総会および学術大会
大会長 福田 理
(愛知学院大学歯学部 小児歯科学講座)